先週松本(アルプス公園)で行われたモクフェス
(長野県松筑木材協同組合主催: 2012年10月8日開催 モクフェス2012)
全国の林業女子やLN21のメンバーも参加し
5,000人もの来場者で賑わいました。
イベントの具体的な内容について簡単ですが感じた事と共に紹介しておこうと思います。
松本郊外のアルプス公園、駐車場に隣接した芝の広場が会場で、
木工体験が主体ながら、賑わいづくりのためかフリーマーケットも併設されていました。
会場にはオープン前から来場者が列を作り、受付開始後30分で、
木の椅子やリース、マイ箸づくりなど
無料体験コースの整理券が全て無くなる盛況!でした。
整理券のいらない、おがくず粘土に色を塗って作る「モックリン」コーナーも、
2時前には115個が全てはけてしまい、午後からの来場者には少々気の毒な状況でした。
モックリン
そんな中、林業女子会@岐阜さんのテントでは、7種類の木から好きな樹種を選んで鋸で切り、
コースターを作る体験が閉会間際まで行われ、とても感謝されていたと思います。
広場の中心では、林業女子会@岐阜の皆さんによる
チェーンソー丸太切り実演と
@岐阜さんによるチェーンソー丸太切り実演
それを使って作った椅子のプレゼント
椅子づくりの様子
ジャグビートという木製楽器を使ったミュージシャンの演奏や、
子供たちとの拍子木を使ったコラボレーションなどが行われました。
昼過ぎからはその日のメインイベント、ちびっこ大工さんによる木の家の軸組みです。
六畳ほどの広さの簡単な土台の上に、あらかじめ刻まれた柱が次々と組まれていくのですが、
ヘルメットをかぶったたくさんの子供たちが、大人に手を貸して材を支えたり、
協力して柱を立てたりして家を組み上げていきます。
1時間ほどで見事に二階建ての家が建ち、そこからちびっこ大工さんがお菓子を撒いて、
上棟式が行われました。近くで見ていないので確かではありませんが、
終了後はかけや(大きな木槌)で柱をはずして片づけていましたから、
釘は使っていないと思われます。
木だけで家が建つ様子も、上棟式も、今の子供たちはもちろん、
親の世代もほとんど見た事は無いでしょうから、素晴らしい企画だと思いました。
林業女子会@岐阜さんのテントでは、コースター作りの他に、
@京都さん提供の林業女子すごろく
三重から来られた女性によるオーダーメイドのアロマの調合、
Gland Richeさんのどんぐり珈琲などのコーナーも設けられ、多くの人が訪れました。
どんぐり珈琲コーナー
全体として、商業主義的な感じはあまりなく、
木の良さをわかってもらいたいという主催者の純粋な思いが伝わるイベントだったと思います。
なえどこの今後の活動にも生かしていきたい、素敵な休日でした。